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JPNAP stories

日本のIXサービスのパイオニアとして、日本のインターネット黎明期から、その発展を支えるインフラを担ってきたJPNAP。その裏側にある、飽くなき技術の追求と、試行錯誤のお話をこっそり紹介します。

01.

日本の顧客に育てられた最高のクオリティを世界へ

「よくここまでこだわりましたね。ダウンタイムといっても、せいぜい数時間でしょう?」

JPNAPが開発した光スイッチについて、お客様との打ち合わせの中でこのように質問されることが多い。光スイッチとは、IXのメインスイッチがダウンした際にバックアップ側へシームレスに切り替える機器。IXの可用性を向上させる大切な役割を果たします。光スイッチを導入すれば、障害時に数十ミリ秒という短時間でメインスイッチとバックアップ側を切り替えられるようになります。数十ミリ秒とは、切り替えられたことにユーザーが気づけないくらいの速さ。しかし、光スイッチが活躍するのはメインスイッチに問題が発生した時だけ。しかも手動でも切り替えできるので、多くのIXは光スイッチを開発しようとはしませんでした。ではJPNAPはなぜ開発したのでしょうか。日本に特有なニーズがあるからです。

日本はインフラが整った国です。電気やガス、水道にも基本的にはダウンタイムがありません。停電や断水すれば一大事。「『インフラが機能しない』という状況は許し難い」という厳しさは、世界広しといえど日本がNo.1でしょう。インフラだけではありません。商品の欠品や売り切れ、製品の細かな傷から梱包の不具合まで、日本は全方位においてお客様の要求水準が高い国です。したがってIXにおいても「ダウンタイムを極限まで短くする」は当社の開発者には当たり前の感覚です。日本のIXを牽引する立場として、光スイッチを国内ベンダーと開発し、国内で初導入しました。

そして現在、光スイッチは海外にも広がり、品質を重視するIXに導入されています。光スイッチはネットワーク障害の時だけでなく、メンテナンス時にも有用だからです。機器のアップグレードやカードの交換などの時に素早くバックアップ系に切り替えられます。もちろんメイン系に戻すのも簡単。

日本のIXを牽引するJPNAPが、ITインフラを支える使命感から従来の品質レベルを向上させ、世界標準を塗り替えます。日本発のIXとして、今後もお客様のこだわりに応えて、新技術をとことん追求していきます。