ここからグローバルナビゲーション
ここからローカルナビゲーション

マルチフィードサービス

ここから本文

MultiFEEDサービス

MultiFEEDサービス導入事例

カーナビゲーションの地図情報更新にインターネット配信を活用。ユーザニーズの数歩先を見据えた製品開発思想と、安定的なネットワーク環境が実現する新たなカーナビの情報更新スタイル。

カロッツェリア ロゴ

パイオニア株式会社

カーナビゲーション
カロッツェリア(carrozzeria)

パイオニア Webサイト
スマートループ Webサイト

写真:パイオニア株式会社 内山和之主事

カーナビゲーションと外部のネットワークとの融合という新たな発想が
地図情報のダウンロード更新を可能に

カーナビゲーションのカロッツェリア(carrozzeria)といえば、1990年の世界初の市販用GPSカーナビゲーションシステム「AVIC-1」の開発をはじめ、パイオニア株式会社の名前が示すように、常に新技術、新基軸を投入し、多くのドライバーに支持されてきた。

そして2004年に発売された「サイバーナビ」、AVIC-ZH900MDなどの全てのラインアップにおいて、車室内に留まることのないホームネットワークという新しいスタイルを確立。
取り外し可能なブレインユニットとブロードバンド通信をも可能にするリビングキットにより、通信を利用した地図情報の更新を実現する世界初のサービスを提供している。

このサービスを実施するにあたり、パイオニアがデータセンターとして採用したのが、インターネットマルチフィードが提供するマルチフィードサービスであった。

すでに2005年より提供されている、地図情報の更新サービスだが、マルチフィードサービスを選択した際の理由と、今後への期待を「サイバーナビ」の企画開発に携わった、パイオニア株式会社 モーバイルエンタテインメントビジネスグループの内山和之主事にお話しをお伺いした。

求めていたのは20ギガ近い更新データを
ストレスなく提供できる高品位なデータセンター

「インターネットマルチフィードさんとのアポイントは、あるデータセンター活用の実績を、開発メンバーが見つけたことがはじまりでした。これは2004年のことですが、すでに先行して発売されている製品のバージョンアップが2005年に開始されますので、アクセス集中しても不安のないデータセンターを探していましたから、これはと思い、早速連絡をとらせていただきました。」
内山氏が求めていたのは、地図情報の更新に必要な膨大なデータをストレスなく配信できるデータセンターである。

写真:パイオニア株式会社 内山和之主事

「インターネットマルチフィードさんにはディスカションを通じて、すぐに弊社の課題を理解していただきまして、手探りであったデータのダウンロードサービスでしたが、安心できる提案をしていただきました。また、提案内容だけではなく、特に心配していたのが、エンドユーザ側の回線なんですが、個々のユーザはプロバイダー経由でダウンロードするわけですから、大容量のデータをダウンロードして、プロバイダー側の回線に影響を与えクレームがこないか心配だったのですが、それも問題ないというお話しをいただいた上、いざとなったら私どもがプロバイダーさんに説明に伺う、という一言をいただき、頼れる印象を持ったのも事実です。」

インターネットマルチフィードは、さらに内山氏の求めに応じて、サービス展開前に、実証実験可能なテスト環境を提供することとなる。サーバと100メガのコネクティビィを用意し、約2か月で本番レベルの配信データをダウンロード検証する合同テストが始まる。
「ダウンロード時間がどれくらいかかるか、ナビ側のスループットの問題もあるので回線のどこにボトルネックがあるか心配でしたので、無理を言って事前に環境を用意していただき非常に助かりました。また、この実験内容についても検証に必要なアプローチ方法をご提案いただいて、そのサポートに満足しています。」

この検証を経て、2004年秋頃よりサービス開始の準備が始まる。パイオニアが採用したインターネットマルチフィードのサービスは、ハウジングサービス・コネクティビィサービス・負荷分散装置という陣容だ。もちろん「サイバーナビ」のユーザ数やダウンロードデータの容量、アクセスの集中時期などを計算し、万全の構成となっている。

アクセス集中時期も安心
負荷分散のスペシャリストが支える快適なネットワーク環境

「本格的なダウンロードサービスのスタートは2005年に始まりました。まず、リビングキットに地図書換えに必要なアプリケーションをバージョンアップするリリースを出しまして、その後地図情報をダウンロードしていただくサービスです。」
本番の地図データは、10ギガ超におよび、ファイル分割されているが、ハードディスク側のボトルネックもあり、時間にして約10時間程ダウンロードに掛かる場合もあるという。
「時間的な問題については、もっとお客様から苦情があると思ったのですが、これが非常に少なかったですね。これまでHDDをお預かりして1週間以上お待ちいただくという不便さもあったわけですから。寝る前に準備して、朝にはダウンロードできているということで好評をいただいています。この10時間、そしてアクセス集中を支えるために高品質なネットワークがやはり欠かせなかったですね。」

また、地図データの更新リリース時期は例年8月下旬になり、アクセス集中を避けるためにダウンロードは事前予約制になっているが、8月下旬からの約3か月間は季節的な集中は避けられないという。インターネットマルチフィードでは、この期間だけ回線を太くするなどフレキシブルな契約対応も実現している。
「実はインターネットマルチフィードさんを本サービスのパートナーに選定させていただいたのも、この集中期に安定的な運用ができるかという点が決め手になっています。負荷分散に関わる知識とスキルの高さが他の事業者と比較した時、圧倒的に高かった。特殊技術だと思いますし、他のサービスでサーバをたてる時にもいつも悩んでいた部分なんですよね。この技術サポートが非常に魅力的であったと同時に、負荷分散装置の費用と設定におけるコンサル的な部分を託すことができましたので非常に良いパートナーに巡り会えたというのが正直な感想ですね。」

すでにサービス開始から3年を経過し、大きなトラブルなく、安定的な運用を実現している「サイバーナビ」の地図情報ダウンロードサービス。地図情報書換えの大幅な時間短縮と、送付の手間、決済方法の簡易化などの利便性がエンドユーザに浸透し、昨年の書換え時期には、パイオニアにお送りいただく書換えサービスとダウンロードの件数が逆転したという。

図:インターネットを通じて、エンドユーザに更新情報を配信する
地図のバージョンアップからスマートループへ
ユーザからのアップロード情報を蓄積活用することで、革命的ルート誘導を実現

車体から家庭に持ち込むリビングキットという概念とそれを支える高品位なネットワーク環境を手にしたことで、パイオニアの考えるカーナビゲーションはどこへ向かうのだろうか。次の戦略について内山氏に尋ねてみた。

写真:パイオニア株式会社 内山和之主事

「これまでカーナビゲーションは移動体でしたから、データを取得するにもケータイのような細い線しか考えられなかった訳ですね。それが家庭にリビングキットとブレインユニットを持ち込むことで、大容量のデータをダウンロードできるだけでなく、アップロードも可能になりました。そのアップロード機能を利用したサービスが、スマートループです。すでに2006年のサイバーナビから導入していますが、蓄積型プローブとしてお客様の走行履歴データや地点データ等をサーバにアップしていただくことで、地点情報等の量・質の向上、そして詳細な渋滞予測データ等の生成による高品質なルートの実現など、お客様のナビゲーションに情報が還流する仕組みを構築しています。サービスのベースには情報の絶対量の確保というものがあるわけですから、お客様から情報を送っていただく上で、高品質・高帯域のネットワーク環境が必要なので、このサービスはインターネットマルチフィードさんのサービスありきで実現できたといっても過言ではありません。」

内山氏は最後にネットワーク環境だけではなく、それを支える技術水準に安心感を得られるのだと付け加えた。疑問や問題点にあたった時にすぐに返ってくる適切なサポート体制、それがインターネットマルチフィードのサービスの魅力なのだと。

▲ 上へ